マラソンは毎日走っても完走できない

あの小出監督です。テレビとかで出ている姿を見ると、とても厳しい監督のように思ってましたが、本書を読んでいる限りそんなことはなく、逆にマラソンを愛する優しいオヤジって感じがいたしました。

で、その監督によると市民マラソンではだいたい30キロ過ぎからペースが衰えるランナーが目立つといいます。そしてその原因を練習方法にあると喝破いたします。要するに単に走っているだけではダメで、適度な負荷を掛けてあげることが重要なことのようです。

そのための練習方法が初心者向けから順を追って書いてあります。とても参考になりますね。それに加えてよく一般ランナーから質問される事項に対しての回答がちりばめられていてありがたいですね。

ラソンっていうのは、単に走ればいいだけであれば単純ですが、単純なだけに上達するための秘訣というのも、気付かなければ気付かないままで終わってしまい勝ちです。それを改善するための名伯楽の言葉は非常に貴重なものだと感じました。