ワープする宇宙

ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く

ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く

相対性理論量子力学に続いて、現代物理学までチャレンジしてみよう!っと思い読んでみました。とても分厚い600ページ。なんとか読み終えましたが、少しは理解出来たかなと思えるのは初めの1/3程度。後はもうチンプンカンプンでただ字面を追うのがせいいっぱいでした。

相対性理論量子力学も難しくはありますが、何とか理解できる範囲でした。原子力半導体など、我々が既に手にしている成果もあるわけですから。しかし、それから半世紀あまりの物理の進歩は凄まじすぎますね。何次元もの世界が登場し、想定するエネルギー量は半端なく、スケール感も10のマイナス何十乗からプラス何十乗まで広すぎます。もはや理解どころか、想像を超えていて、我々が知覚することすら困難な世界なのです。これを論理だけで追い求めてしまう凄さ。

っとはいえ、未知の世界を文章だけで(つまり数式なくして)探索出来るというのも素晴らしいことです。たまに文章の裏に見え隠れする数式を理解することが出来たらなぁっと感じることもあるのですが、自分の能力ではいくら逆立ちしてもムリってものです。わからないなりに雰囲気だけでも文章で味わえるということはやっぱり喜ばしいことですね。

それにしても裏表示にある筆者の写真、とても美しいですねぇ。これでハーバード大学の物理教授だなんって。点はニ物を与えてしまったのですね。