- 作者: 波頭 亮,冨山 和彦
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2011/05/27
- メディア: 単行本
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曰く現在は戦略コンサルティング冬の時代だそうです。MBAホルダも溢れてるわけですし、そもそもの戦略論も巷にはいろんな本やネットなどで紹介されつくしており、もはやありがたいものではなくなっているということが原因のようです。その中でお二人が大切だと考えているのが、「組織内で物事を推進させる力」と「リーダー人材育成」だそうです。特に現場感覚を持ちながら責任を持って、決断をしていく力(まぁ決断してもらうのがコンサルですが)に非常な価値を見いだしています。
後はなんだかお互いにエールを交換しあうような、馴れ合いのような話が続きます。しかもレポートだけのコンサルを「少年少女探偵団」だと上から目線で小馬鹿にしております。が、それってちょっと前の戦略系コンサルがやってたことなんじゃないかと深く疑問に思ってしまいました。現場が大事って力説するのはいいんですけどね。そしてコンサルのくせに意外と経験論でものを語っているのはどうなのかと。MM理論なんかを知ってるくらいで自慢してたり、変な英語をやたら織り交ぜた会話でイライラしてきます。なんですか、エコノミカリーメイクセンスって。これ自体英語で通じるか不明です。
なんだかあまり勉強にならなかったのは、自分のレベルが低いからですかね。読んでてなんだかテンポもだらだらしか感じで、やっぱり対談を本にしたものはダメですね。せっかくのお二人なので、もっときちっと本として企画して頂きたかったです。