小堀遠州 綺麗さびの極み

小堀遠州 綺麗さびの極み (とんぼの本)

小堀遠州 綺麗さびの極み (とんぼの本)

古田織部に続いて小堀遠州です。織部と違って、正統派という感がありますね。役目として、普請奉行でも素晴らしい業績を上げながら、茶室や庭園、茶碗、裂地、書に歌道まで嗜んでおられ、よく言われるように綺麗というにふさわしい可憐な美しさがあります。王朝風王道といったところでしょうか。全てに秀でていて、織部のように曲がったところがなく、本当に優等生といった感じです。改めて眺めてみても、いや、もう参りましたというしかないぐらいですね。