- 作者: 降幡廣信
- 出版社/メーカー: 鹿島出版会
- 発売日: 2009/10/01
- メディア: 単行本
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著者は古民家建築の第一人者ですので、その経験を踏まえた記載はとても参考になります。その考えを吸い上げて、自分のものとしていきたいですね。
著者は古民家建築の第一人者ですので、その経験を踏まえた記載はとても参考になります。その考えを吸い上げて、自分のものとしていきたいですね。
最近は定年後田舎に移住する人が増えているようで、そんな方々を想定して書かれています。多分、本書を読めば、そんな移住なんって簡単に上手くはいかないということを思い知るでしょう。もしくは本書を読んでおいて良かったと思うに違いありません。
それにしても、田舎の閉鎖性というのは相当奥深い闇ですね。移住を重ねている著者が言うのですからきっと日本全国、どこに行っても大差ないのでしょう。そんなところに単身飛び込んで行くなんて、無謀と言っても過言ではないのかもしれません。
かく言う私も週末だけ地方で暮らすようなライフスタイルに憧れたりしてました。そんな甘い考えも木っ端微塵に打ち砕いてくれましたね。まぁせいぜい別荘村に居を構えるというのが、せいぜいなのかもしれません。
本書は親向けの受験対策本で、基本的には言っていることは変わりません。付け加えるなら、受験は技術であり、正しいやり方をしなければならない。それをきちんと子どもに伝えることこそが親の役割であると。まぁ同意です。自分達の頃に比べて更に受験に対する技術や方法論というのは様々出てきているので、それらを調べて、自分の子どもの性格にあったやり方で教育を進めていくというのが、親の務め。全く同意です。
自分が親からいろいろ教えられてきましたが、結構精神論的なことが多かったりして、実際どうやったら良いかといったことは結構手探りでした。でも今の時代、特に2000年以降、様々な方法論が出てきていて、それらを知ることさえすれば、人生の生き方というのもだいぶ違ってくるのだと考えています。
アメリカ海軍SEALのサバイバル・マニュアル 災害・アウトドア編: 日常のトラブルから絶体絶命のピンチまで (単行本)
LIFE DESIGN(ライフデザイン)――スタンフォード式 最高の人生設計
本書では人生を「デザインするもの」と定義しています。まず、この感覚が必要ですね。主体的な目的、意図があってこそ進むべき道が見えてくるというものです。それをどう進めていくか考えていく過程が重要ですね。なぜならいろいろ検討しているうちに様々な可能性が見えてくるというものです。更に本当にそのやり方でよいのか検討した上で、プロトタイプとして実践してみることを勧めています。これが重要ですね、自分の中でもやろうと思って出来ていなかったプロジェクトがたくさんあります。時間がなかったのと、意志がなかったのと、能力が伴わなかったのと、それぞれ理由はありますが、少しでも進められることがあるのなら、プロトタイプとして実践してみせることがやはり重要なのですね。
もう今から20年近く前の本となるので、その後の古民家を巡る状況はどうなってるのでしょうか?希少性があがってるのか、取り壊しが多くなってるのか。特に昨今では後継者がいなくて、不動産自体の登記がなされてない土地が増えているという話題も出ているので、同じような状況に落ち入っている古民家というのも少なくないような気がします。
木のぬくもりを保ちながら、日本にあった建物というのはやはり長年の歴史を経て出来た古民家なのだと思います。そこに更に現代の技術を合わせて、住みよい建物を形創るのが理想的な姿だと思うのです。