田舎暮らしの教科書

誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書

誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書

著者は今まで日本全国様々な土地に移住した経験があるという自称「イジュラー」ですが、本書を読んでいると、なるほど経験豊かなのが納得出来るほどの知見に溢れています。

最近は定年後田舎に移住する人が増えているようで、そんな方々を想定して書かれています。多分、本書を読めば、そんな移住なんって簡単に上手くはいかないということを思い知るでしょう。もしくは本書を読んでおいて良かったと思うに違いありません。

それにしても、田舎の閉鎖性というのは相当奥深い闇ですね。移住を重ねている著者が言うのですからきっと日本全国、どこに行っても大差ないのでしょう。そんなところに単身飛び込んで行くなんて、無謀と言っても過言ではないのかもしれません。

かく言う私も週末だけ地方で暮らすようなライフスタイルに憧れたりしてました。そんな甘い考えも木っ端微塵に打ち砕いてくれましたね。まぁせいぜい別荘村に居を構えるというのが、せいぜいなのかもしれません。