ハゲタカ

ハゲタカ(上) (講談社文庫)

ハゲタカ(上) (講談社文庫)

ハゲタカ(下) (講談社文庫)

ハゲタカ(下) (講談社文庫)

最近流行っているみたいなので。っていうか最近でもないか。この本では現実に起こったことをモチーフにしています。(っていうか本当に現場にいたかのようです)

2000年頃、日本経済を騒がせた事件を鮮やかに思い起こさせてくれると共にそれらがどのような過程でどのように処理されていったを詳細にわかりやすい形で提示してくれるので、とても興味深いですね。本当にあっという間に読み終えてしまいました。

あの頃、ハゲタカと言われていたがこの本のレビューを見ているとだいたい好意的ですよね。小泉改革の是非がよく言われていますが、そして概ね昨今はそれが否定的に言われてますがやはりハゲタカの働きというのはあの時代の必然として存在しなければならなかったものだと感じます。

その働きをカッコ良く、万人に受ける形で著した本書は本来何が必要だったのかを本質的にわからせてくれる一冊なのではと思いました。