山口組分裂と国際金融

山口組系の組長だったという猫組長氏とのトーク本ですね。タイトル通りですが、山口組の話と猫組長が主に稼いでいたという金融に関する話の二本立てです。個人的には山口組の話よりかは金融に関する話の方が興味ありました。

金融で稼ぐ手口については、インサイダーなどクロな手口もありますが、国際金融でそれなりに稼いだということで、それをやるならリスクはあるけども、暴力団という背景がなくても良いのではと思ったりもしました。アニマルスピリットというべきか、稼ぐためには多少のことは気にしない態度は法令遵守が行き過ぎた昨今の日本には必要だと思うのですよ。ベンチャーなんかが必要とされるのも、多少のことは目をつむってスピードを持って、抜け目なくサービスや商品を提供できることなんだと思います。

昔は必要悪としてある程度は許容されていたのかもしれませんが、昨今は暴力団であることはなかなか厳しそうです。山口組も分裂してしまい、今後彼らの渡世はどうなっていくのか見ものですね。