敵兵を救助せよ!―英国兵422名を救助した駆逐艦「雷」工藤艦長
- 作者: 惠隆之介
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
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最近、思うのですが戦争を始めたのは軍部ですがそれを煽ったのは確実に国民世論ですね。特にマスコミ。これこそが、日本の”空気”の力。あえていうなら同一性。例えば、この艦長や白洲次郎みたいに自分の意見を持って行動を起こせる人というのはごく一部ではないでしょうか。
この本にも出てきますが、”あの戦争は負けると思ってた”と後になってから言う人は戦争中はきっと鬼畜米英と叫んでいたのでしょう。それこそがいい方向に向かった時の日本の強みであり、道を誤ったときの脆さにつながっている気がします。