暗号解読

暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで

暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで

結構分厚い本だけれども、すんなり読めてしまう。それだけストーリー展開が面白いんですね。

暗号というのは、敵と味方との化かし合いであって暗号作成者と暗号解読者の戦いでもある訳です。この本では、その暗号によって影響を受けた歴史的な事象をもとに暗号がどのように作られ、また破られていったかということを明らかにしてくれます。個人的にはエニグマと、アメリカ軍のナホバ語の暗号の話が面白かったですね。

現代ではコンピューターのパワーが著しく向上したことによって、また新しい暗号の仕組みが開発されたことによって暗号の安全が保たれています。果たしてその暗号が破られることはあるのか?実際アメリカ辺りはこっそり破ってそうですけどねぇ。