プレイングマネジャーの教科書

プレイングマネジャー、立場的には課長か係長とかになるんでしょうか。今はあんまり〜長ってなくなりつつあるんでグループリーダとか、まぁだいたい10名くらいのチームを率いる立場の人を指すようです。

本書ではそのプレイングマネジャーの役割を専らメンバーや上とのコミュニケーション役として描いております。円滑に組織を運営するなら重要な役目ではありますね。なのでそのための方法というかスキルみたいなのを提示しています。それはそれでなかなか面白いし、運営に悩んでいる人がいればいい材料となるでしょう。

ただ問題なのは、筆者が営業職であったため、営業職を想定した状況ばかりが続くこと、スキルであるため、上手く行く場合もあるけど、必ずしもそのまま真似ても上手くいく訳ではないことなどが挙げられると思います。基本的にコミュニケーションスキルというのは属人性が強いです。その人の元々のキャラもあるので、ここに挙げられているものをそのまま真似してもなかなか上手くは行かないでしょう。

そんな訳で本質的なことが書いてあるわけではなく、経験談的な要素が強いのでイマイチです。っていうか教科書というからにはコミュニケーション以外にも書くことが出てくると思うのですが、それ以外は書いてないのが一番イタイところかもしれません。