非属の才能

非属の才能 (光文社新書)

非属の才能 (光文社新書)

悩める漫画家山田玲司さんです。高校の時は「Bバージン」に共感し、「ストリッパー」の狂気に人生を感じたものでした。実際、自分の中で一番の漫画を言ったら「ストリッパー」だと思います。漫画版「人間失格」と言っても過言ではないような素晴らしさです。

あれから10年近く、悩める玲司さんは相変わらず悩み続けてます。なんせ「絶望に効くクスリ」なんって漫画描いているくらいですから。実際たまに目を通すと、それまで心にあったモヤモヤになんだか効くんですね。

その玲司さんが本を書きました。「非属の才能」です。如何にもライターが書き起こした感満載ですがまぁいいでしょう。相変わらず環境問題とか変に突っ走ってますがそれもよいです。相変わらずの玲司さんが語りかけてくれます。自分で考えて生きていくためには何が必要なのか、孤独を厭わず、自分自身であるためにどう生きていくか。この本は教えてくれます。