残念な人の仕事の中身

残念な人の仕事の中身 ?世界中の調査からわかった「組織で評価されない人」の共通点

残念な人の仕事の中身 ?世界中の調査からわかった「組織で評価されない人」の共通点

  • 作者: ロバート・W・ゴールドファーブ,川村透
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2011/08/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「組織で評価されない人」を数多くのリサーチから分類して共通点をまとめた一冊です。これは組織で働いている人間であれば、ぜひ読むべき本ですね。自分も読んでて何回も「気を付けなければ。。。」と思い直したことか。周辺、特に上司の評価というものが単に仕事の不出来だけで決まるものではないということは肝に念じておく必要があります。むしろそれ以外の評価が大きい場合もあるのですから。

評価されない人が生まれる第一の理由としては自分の役割というもの、自分に期待することについて、正確にわかっていないという点です。特に上司からの。これが大きなギャップとなって自分の評価へのマイナス要素となってくるわけです。本書では当人の考えと、上司などからの評価をそれぞれ比べて記載してあるのですが、それぞれもう180度以上考え方がかけ離れていて、見るも無惨という趣きです。第二は会社や部署の文化を知らないということ、考えないということ。それらを考慮しない行動や言動が周りに不快感を及ぼすのです。第三が周辺の人への態度、気遣いのない言葉。結局それらがその人の評価という雰囲気に繋がっていってしますのですね。

この本はアメリカの事例なのですが、普通に日本でも通用するようなことばかりです。むしろ、アメリカの事例と日本の事例が意外なくらいぴったり当てはまるのにビックリしました。結局ヒトはヒトなんです。

本当にこの本は自分というものを見直すのにもってこいと感じました。やっぱり仕事の出来不出来も重要ですが、それ以外の方が自分というものの評価に繋がってくるのだと改めて感じた次第です。たまに読み直して自分の行いを見直していく必要があると感じました。