- 作者: 高野譲
- 出版社/メーカー: 彩図社
- 発売日: 2016/02/12
- メディア: 文庫
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近年地場証券では、ネットの影響もあって個人取引手数料収入がだだ下がりのようですね。その中で、このプロップ取引が収益の中心になってきているとのこと。しかも著者の会社ではシンガポールにトレーディングルームを置いて、積極的に展開を目指しているようです。ちょっとネットで探したらそれっぽい会社が見つかりました。そういう積極的に生き残り方を模索していくのは良いですね。新しい姿が見えてくるような気がします。一方それに反して問題となるのが、市場の電子化ということでアローヘッドの導入などでシステム相手に苦戦しているようです。基本的戦略が鞘抜きだったら、なかなか厳しいところがあるのかもしれません。特に新人の残存率が激減しているとのこと。
しかしディーラーといって、何を元にトレードしているかといえば、その日その日の指標等が手掛かりのデイトレードで、長期的なスパンでトレードしているわけではないのですね。まさにギャンブル、パチンコ屋にいるパチプロと基本変わらないようのですね。