父ちゃんの料理教室

 

辻仁成氏が奥さんとの離婚後、引き取った息子さんと二人でパリで生活していく中で食べてきた料理の作り方を息子に伝授するというストーリーで書かれた料理本です。離婚当初は色々大変だったようで、お子さんは小学校でまだまだお母さんが必要な年だったんですね。それでも負けじと子育てを頑張るお父さんの気持ちには頑張れ!とエールを送りたくなります。

 

そして料理の方もプロ顔負けと言って良いぐらいどれも美味しそう。こんな料理を日々作られてたというのはすごいですね。常に料理に向き合っていないとこれだけのクオリティは保てないと思います。しかも、食育上の配慮とかも色々されていて素晴らしいですね。一つ残念なことといえば、料理が全て洋食なので(フランス在住なので当たり前ですが)日本食も教えてあげて欲しかった!せめて味噌汁ぐらいは飲ませてあげてたら良かったのにと思います。味噌汁こそ日本のソウルフードだと思ってやみません。

 

作り方も至って簡潔にわかりやすく、これなら自分でもチャレンジしてみたくなるくらいです。掲載されている写真もどれも上手に撮れてて美味しそう。プロか?ここまでくるとキッチンがどうなってるかも見てみたいですね。鍋とかフライパンどんなの使ってるか、常備している調味料、香辛料はどんなのはとても興味あります。自分もちょっとずつ挑戦してみたいと思います。