中学受験で成功する子が10歳までに身につけていること

中学受験で成功する子が 10歳までに身につけていること

中学受験で成功する子が 10歳までに身につけていること

中学受験を長いこと指導されてきた方のアドバイス集です。子供が小学校に入り、将来的に中学受験というものをするべきかどうかも含めて子供の教育にどのように対していけば良いか、いろいろ本を読んでみる必要があると思うのです。

本書で良い点は低学年までの準備期間と高学年の実際に受験勉強を行う期間の2つにわけている点で、低学年で受験準備を行いつつも、適正とか本人のやる気を見定めてみたいなと思います。受験させるべきか非常に悩むのですが、準備だけはやはり行っておきたいし、それが受験しないからといって無駄になるわけではないと思うのです。

本書に書いてあるのは習慣みたいなもので、日々の生活の中で全てを網羅して適用していくのは大変かもしれないですけど、なんとかくエッセンス的に頭の片隅に置いておけば、いい効果を発揮していくような気がします。まずはパズルの本と推薦図書を読んでみようかなと。

「東大に入る子」は5歳で決まる

もうちょっと5歳は過ぎてしまいましたが、参考のために読んでみました。幼稚教育といっても何が大切かといえば、先取り学習ということなんですね。それが自信に結び付くということです。しかし卒園までに小学2、3年まで終えてしまうというのはなかなかですね。それは習慣作りもあるのでしょうが、押し付けにならないかちょっと心配です。

そんな先取り学習環境を作るに大切なのは母親の協力なバックアップなのですが、はっきり言って専業主婦でなければここまで出来ません。悪いイメージで言えば教育ママが必要とされるのです。正に並走ランナーとしての母親です。しかもそこに父親の姿は必要ないのです。その時点で我が家では出来ない姿なのでした。ちょっと昭和過ぎて残念です。もう少し今の共働き世代にも考慮した考察欲しかったですね。

でも先撮り学習は進めていた方が良いのですね。なんとなく、あんまり先取りもやり過ぎなのかなという躊躇がありましたが、2、3年は先取りしてても問題ないということで、もう少し考え直してやってみたいと思います。

80's

80's エイティーズ ある80年代の物語

80's エイティーズ ある80年代の物語

橘氏の自伝です。今までの著作の中で、なんとなく伺われていた背景を知ることが出来て一本の線で繋がった気がしました。初期のゴミ投資家シリーズで見せた内容はシロウト向けなのに、全くシロウトっぽさのない記述も元々出版業界にいたのであれば、納得です。しかも中小出版社に在籍してたような記載でしたが、単にフリーランスに近い形でいただけで宝島社に関わっていたのであれば、また違うというものです。今ではインターネットがあるのでいろんな裏情報も知ることが出来ますが、本書でいう80年代では宝島社の雑誌はアングラ関連ではバイブル的に強かったわけですから。

最近では哲学とか脳科学の最新動向など社会科学全般知見が深い著作をされてますが、本書を読んでそのバックグラウンドを知るにつけ、納得です。ポストモダンとか齧っていたのも、シニカルで人生を達観されているような雰囲気も全てが結びつくのでした。

しかもなんとオーム真理教への取材なども結構されてたのですね。Windows95の発売とインターネットの勃興と共に氏の80年代が終わったというのは納得出来るストーリーでした。

世界標準の子育て

世界標準の子育て

世界標準の子育て

今までいろいろ育児書を読んできましたが、本書を読めばだいたい網羅されているのではないでしょうか。しかも幼児期までが対象でしたが、18歳あたりまで適用出来るよう、年齢ごとに記載があるので参照しやすいです。

まず書いてある日本人の子育て間違いは耳が痛いことばかり書いてありました。気を付けてたことをあるし、気が付いたらやってしまったこともあるし、日本人ならあるあるネタばかりでした。

子育てで大切な点として、「自信」「考える力」「コミュニケーション能力」の3つを挙げています。「自信」については今までの幼稚教育の本でも多く見かけてきた気がします。愛情多く伝えて、肯定的に育てる。やっぱりこれが基本なのですね。これら3つのことは親の知見と行動力や財力がものをいいますね。しっかりと考えて接しないと、なかなかうまく出来ないでしょう。

今後も本書をたまに読み返して、教育の仕方の振り返りを行っていきたいです。

一生役立つお金の知識

タイトルである「一生役立つ」と記載されてますが、誇大表現ではないと思います。自分はお金のことをいろいろ考えている方だとは思うので、本書に記載されている事柄は比較的考えてたりするのですが、そうなんだよねぇと納得する記載が多かったです。

個々に見れば、それぞれの内容は個人個人の置かれた環境次第で大きく異なったりもするのですが、基本的に考えなければならない項目というのがあって、それらにどう対応するか考えてあれば問題ないと思います。税制面や諸制度などは毎年変わるので、それらに対しても毎度アップデートが必要ですしね。

本書は章ごとにマルバツ方式で、ポイント列挙しながら記載されているのですが、全てのマルバツの回答の理由が記載されているわけではないので、そこは記載して欲しかったですね。

まぁやっぱり人生で大切なのは、住宅ローン、老後資金、保険でそれらに対応するために諸制度が整えられているので、その制度を理解して上手く乗り切っていけば良いのかなと思います。

国家破産はこわくない

タイトル見て思わず買ってしまいましたが、本書は2013年に発売されたものの文庫化でした。ただし文庫化にあたり見直しを行ってるようですが、ほぼ変える必要がなかったとのこと。読んでみて思い出しましたが、確か元書も読んでたと思います。

冒頭で近未来小説として、将来のありうる日本の姿が載っています。そもそもこれは5年前に記載されたものなのですが、いくつかあてはまりそうな箇所がありました。物価の上昇がガソリンと野菜から始まるというところで、それ以外にも食料品などよく値上げのニュースが出てる気がします。物価の上昇は確実に進んでいるように思えるのですが、あまり統計情報には現れていないように感じます。実感としては徐々に感じているものが、ある日突然統計情報から一気に共通認識に転換するのでしょうか。

但し、対策としては危機のレベルに応じて順々に対応していけば良いとあるので、現状を考慮すればすぐに何かをしなければならないというレベルではなさそうです。特に本書には普通預金が対応として最適の記載がありますが、やはりそうなんですよね。よく日本人はリスクに保守的で知識がないから株や投資信託などの投資が進んでいないという上から目線な主張と聞きますが、わかってないなぁと思います。そうではなく、普通預金が最適だから結果としてみんな普通預金を選んでいるのです。

戦後日本では地震などの天変地異以外で、経済リスクというものを経験したことがなかったと思うのですが、これからはそのような可能性を常に認識して備えていく必要があるように思います。

定年男子定年女子

定年男子 定年女子 45歳から始める「金持ち老後」入門!

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最近この手の本が多くて、かつ目にすると読んでしまう自分がいます。人生100年時代を迎えて、単なる定年ではなく次の人生をどのように送るかということに興味があります。そのためにどのような選択肢があり、どのような準備が必要となるのかいろいろ情報収集しておきたいです。少なくても住宅と子育てという2つは目処が立ちつつあるわけで、それらを心配しないで自分がやりたいことを自由にやれる環境というのを構築しておきたいです。本書にも記されていますが、定年という概念は放棄して、第二の人生を長く薄く楽しくやりたいような仕事が出来るように今から準備していきたいと思います。