最新宇宙論と天文学を楽しむ本

量子力学」「相対性理論」と続いての一冊です。今回は理論的な話よりも、実際の観察がどのように行われているかを中心にまとめられています。

現在の物理学から予想されることを、実際の観察から実証出来るかどうかが今の天文学の主要なテーマみたいです。そのために星の軌道はもちろん、重力の影響など様々なことを考慮して、望遠鏡から得られたデータを処理していくわけです。なんだか僕らが想像する天文学とは相当にかけ離れたイメージです。でもどんなことをやっているのかわかっておもしろいですね。

実際この本ではハッブルズ宇宙望遠鏡や日本のすばる望遠鏡などが登場した頃なので、その成果についての解説などが含まれていないのでぜひ改訂版という形で出してもらえたらありがたいですね。