メディアメーカー

MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体

MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体

面白いですね。もうなんか本当に「メディア」というものが好きで、好きで、好きで、四六時中このことばかりを考え、妄想し、または理論付け、常に構想を練っているのでしょう。本人は面白くて仕方がないんですね。

そしてまた、著者の経歴も面白いです。良く言えば華麗、悪く言えばやり散らかし、たぶん本人的には仕組みを作ってしまえば後は興味ないのかもしれません。いや、実に面白い。ここまで自由にやれる人はなかなかいません。

本書はメディアといっても、結局はネットメディアについての論評になります。どうコンテンツを構成して、キャッシュを集めるか。キャッシュを集めるために何に気を付け、どのようなスタンスで記事を書いていくべきなのかを論じています。まぁメディアですから、特に湯有象無象あふれるネット社会の中で、注目を浴びて、マネタイズしていくか、その辺に高度に練られた戦略が息づいているように感じました。

いやぁ、なんか著者の情熱を感じるだけでも読んでて面白かったですね。