フューチャリスト宣言

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)

この本は、たぶん好き嫌いが別れるのではないか・・・?っという本ですね。著者の二人もある程度は覚悟しています。実際、僕も二人のアメリカが良くって日本がダメだ式の考え方はどうかと思いますよ。

でもそれを差し置いても、この本は読む価値がありますね。なにより明るい未来に溢れています。特にインターネットというものへの、熱い思い。まだ価値が定まっていないからこそ、これからどんな風に変化していくのだろうというワクワク観がとても二人の話から感じられます。

ネットの世界というのは、本当に移り変わりが激しく価値の評価も目まぐるしく変わっていきます。だからこそ、こういった常にアンテナを張り巡らして、その意味を問い続ける人の言っている事を逐次吸収しておくというのはとても意味があることだと思います。そして、茂木さんが意識的に行っていると言う知を生み出すための方法論。これが、どのような結果を生み出すことが出来るのか、その方法論に辿り着いたということにとても共感出来るだけに、とても興味深いですね。