ウィキノミクス

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新しいネット空間に纏わる話題をこれでもかと列挙してくれる本です。まぁとにかく熱くて、言ってしまえばウザイくらい。日本人で言えば梅田望夫氏の本みたいな感じです。オープンであったり、コラボレーションであったり全員参加がたであったり、言いたいことはよくわかります。凄いんですよね。はい、わかりましたから。

著者は「フラット化する世界」よりも実像を捕らえたのが本書だと言っておりましたが、「フラット化する世界」の方がとても冷静に世界の動きを掴んでいて、しかもユーモア溢れていて面白かったです。基本的に本書はネットでの世界がメインであってリアルなグローバルの動きは2の次なんですよ。

確かにネットでの新潮流は活目に値しますし、これからもいろんな分野で影響を及ぼしていくのだろうけども世界はこれだけではないはずなのですよ。まぁ少し離れたところからウォッチしている程度が僕にはちょうど良いですね。