スシエコノミー

スシエコノミー

スシエコノミー

5歳の時にスシに感動を覚えた著者が、世界のスシを一年半に渡って描いたのが本書です。

本書のストーリーは2つあって、1つはマグロを巡る世界的なネットワークとそれを巡る戦い。それからもう1つは海外で食べられる、スシというものについての新しい流れや変化。

こういう本を読んでいると、本当にスシって世界的に広まってるんだなぁって実感しますね。マグロの値段が上がりそうで、日本人としては簡便して欲しいって思ったりもしますが。スシ屋の分布がその都市の経済的発展のバロメーターだなんって言われると、なるほどなんって思いつつも、ちょっと誇らしげだったりします。

カルフォルニアロールから始まり、なんだかわけのわからないものまでスシになってるみたいですが、まぁそもそも日本のパスタだってイタリア人とかにしてみれば訳の分からないものが多数なわけだから、それだけ、世界に広まってアレンジされるのは、受け容れなければならない変化なのでしょうね。