カラマーゾフの兄弟3

カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)

さて、ここにカラマーゾフの兄弟第3巻をお届けします。全く関係ないのですが、このシリーズの表紙のこの抽象画風の絵はなんなんでしょうか?かなり脱力系です。

で、3巻です。2巻が重量級の小話2編で構成されているのに対して、3巻では物語の進展が加速度的にアップしていきます。テンポよく、話の流れに吸い込まれていきます。

それにしても熱いですね。人々の魂が。そこには尊厳があり、情熱があり、人生に対する真実に満ち溢れています。やはり巨匠といわれるだけありますね。しかもこの訳出がやはり読みやすいです。もう少し若かった頃に読みたかったなぁ。