- 作者: 藤川太
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2006/10
- メディア: 新書
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つまり、この危機というのは言ってしまえば子供の教育費がかかる時期と老後の貯蓄が費えたときなのです。子供の教育費は親の見得をなくして、まぁせいぜい高校から私立くらいを覚悟くらいでもなんとかなるような気がします。要は身の程を知れということで、この本でも特に年収1000万から1500万程度の”プチ金持ち”が意外と危険と言っています。
流れとしてはこれらの危機をライフプランを作って上手くコントロールしようという話。特に住宅と生命保険にそれぞれ深く突っ込んで解説しています。これと併せてやはり教育費についても論じて欲しかったですけど、これについてはいろいろ意見ある人が多いだろうからやめといたのかな。
これらは最終的には老後の生活資金作りにかかってくるのです。まぁ老人が金貯め込むというのもこの老後の危機を乗り越えるための用意なのでしょうが、日本はその危険性をやたらに煽りすぎてる気もするんですね。長生きした場合の逆保険といったものもどこかで話を聞いた気がしますが、そういうのがもっと増えるとよいと思うのですけど。85歳以上生きると年金発生とか。長生きこそ最大のリスクになりつつある時代なのでしょうか。