- 作者: アリスシュローダー,伏見威蕃
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2009/11/20
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とにかく子供の頃からの家族・友人関係、趣味や様々な出来事を詳細に綴ってあります。本当によくこんなに調べた/憶えているものだなと感心するほどです。なので現在のウォーレン・バフェットがどのようにして出来たかをこと細かく分析するにはもってこいなのかなと感じました。基本的には収集癖と詳細な暗記能力が彼を投資の世界へ誘ったのでしょうか。そして、それ以外のことには興味を持たないほどの集中力。興味が湧かないことには全く知る努力すらしないほどですから、はたから見れば呆れるほどです。特に衣食住には本当に頓着しません。後は誠実さでしょうか。ソロモンブラザーズの取締役及び会長をやっていたとは知りませんでしたが、倒産の危機に陥った時の対応は鮮やかだったと思います。
ただ、家族関係については微妙ですね。奥さんについても、本当に愛していたのでしょうけど、普通なら離婚されるところだったところでしょう。彼の資産があったから別居という形で落着いたところですが。そういう意味では奥さんもずるいですね。お金だけもらって好きなこと出来るようにするとは。
この本を手に取った多くの人は、彼のこの本をもとに投資スタイルを少しでもマネようとたくらんでるのかもしれませんが、本書でも述べている通り、もはや上手い運用先というのは少なくなってきているのですよ。やっぱりね、それなりに皆さん研究してきてるわけですから、それほど旨い話が残っているわけはないんですよね。残念。