- 作者: 日経BP国際会計基準プロジェクト
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2009/05/16
- メディア: 雑誌
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実際、2000年前後から簿記会計の世界は毎年なんらかの変更が行われています。やれ国際化だと言って、アメリカ様の基準に合わせてきたのは良いものの、気が付けばそのアメリカ様がヨーロッパ基準を国際基準として受け容れてしまったので、アメリカ様に追従してきた日本はおおわらわです。今更また変更するんですかって感じですね。本当に。アメリカ様追従を決定した方々は切腹ものですよ。韓国などはアメリカ様を盲目的に追従しないでちゃんと既にIFRS適用しているわけですから。とはいえシステム会社や監査法人は影でニンマリ。一粒で二度おいしいわけですからね。
そんな訳で、この本では今現在わかっているIFRSの対応方針について威勢良く解説してくれます。威勢良くというのは、良く言えば理念として理想的、悪く言えばシステム会社にとって理想的。こんなに出来るわけないだろうが、と思いましたがまぁよいです。ただこれら会計方針についての情報も今後刻々変わっていくものもあるわけですから困りものです。でもまずはやり始めの取っ掛かりとして、手頃にまとまった観はありますのでおすすめですかね。