これで身につく、山歩き100の基本

これで身につく山歩き100の基本―入門から中級まで (るるぶDo!)

軽いトレッキングを始めて3,4年が経ちました。ただ、特に知識がある中で始めたわけではないので、いい加減基本的な知識ぐらいあってもよいんじゃないかなと思っていたところで本書を見つけました。

前半部分はいくつかの山のコースをモデルにして、気を付けなければならないような箇所のポイントなどをガイドしてくれています。後半は山登りの基礎知識篇。山登るならこれくらい知っておけというようなことを姿勢の保ち方、歩き方から装備にいたるまで説明してくれます。

最近は登山ブームということですが、やっぱり山が危険であるということを忘れている人が多いというのは事実なのでしょう。初めて知ったのですが、遭難というものは下りの方が多く発生しやすいそうです。道に迷い、下ればそのうち里に出ると思っているうちに厳しい地形に出くわし、そこで滑落して動けなるパターンが多いとのこと。下らずに上っていけば、いずれ正しい道（最後は頂上だし）に辿りつくわけです。迷ったら元来た道に引き返すが上るというのが安全な対応というのはなかなか目から鱗でした。これからもちょいちょい山登りしていくにはこういった知識というのは必要ですね。