会社を変える分析の力

会社を変える分析の力 (講談社現代新書)

会社を変える分析の力 (講談社現代新書)

最近この手の分析系の本がたくさん出版されてますね。で、懲りもせずにせっせと読んでいる私なのですが。

本書ですが、タイトルというよりかはどちらかと言えば、「仕事で分析を行うには」といった方が良いかもしれません。最近流行のデータ分析を仕事としてやっていくうえでの、心得集といった類いです。データ分析を仕事とされて、知見があるので書いてみたという感じですね。実際いい事が書いてあるのですが、若干「親父の小言」的な雰囲気が醸し出されているので、ちょっと辟易するかもしれません。「分析やるのもいいけど、現場行け」「分析結果も使われてナンボだ」「プロ意識を持て」要約するとこんな感じでしょうか。ただこの仕事で飯を食っていくには、座右の銘としてとても参考になるでしょう。

筆者は大阪ガスでずっと分析業をされてきたのですが、なんとなく最近流行のビッグデータを用いたデータアナリストとは若干毛色が違うような気がしますね。同じIT系でもWeb周りやってる人と、ホスト30年おもりしてますって人の違いといったらいいんでしょうか。その違いを一言でいうのは難しいのですが。。。人種の違いかな?