地域再生入門

 

地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門

地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門

 

 ストーリー仕立てで地域再生の現状が学べる一冊です。なのでとても読みやすいですが、一方こんなうまく出来た話もないだろうと思ってしまったりもします。一番は主人公を地元に引張り戻し、色々手助けしてくれる友人の存在。二番は様々な事業がうまく行ってしまうことです。

 

それとは反対に話の中では様々な教訓も盛り込まれているので、非常に参考になります。地方でありがちな僻みやっかみ、誹謗中傷、他の本などでも読んだことありますが、まぁ結果どこも同じなのでしょう。足の引っ張り合いというのは変わらないのですね。それによくやっているイベント毎。よくやるなぁと思ってましたが、あれもやっぱり消耗戦なのですね。

 

この本で特に記載してあるのが国の補助の不毛さです。きっと嫌というくらい経験されているのでしょう。自分もコンサルとして国の仕事のい関わったことがあるので耳が痛いです。税金の無駄遣いだというのは、もっと認識される必要がありますね。

 

結局のところ、自分達で汗かいて、考えて、手作りで成し遂げて行くしかないという、至極最もな結論が残る訳です。その過程では色々紆余曲折あるのでしょう。メンタル強くないと厳しいかもしれませんね。

 

それにしても筆者の経歴は凄いですね。ひたすら地域再生まっしぐら。高校生の頃から活躍されてるとは、筋金入りです。