田舎暮らしの教科書

誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書

誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書

著者は今まで日本全国様々な土地に移住した経験があるという自称「イジュラー」ですが、本書を読んでいると、なるほど経験豊かなのが納得出来るほどの知見に溢れています。

最近は定年後田舎に移住する人が増えているようで、そんな方々を想定して書かれています。多分、本書を読めば、そんな移住なんって簡単に上手くはいかないということを思い知るでしょう。もしくは本書を読んでおいて良かったと思うに違いありません。

それにしても、田舎の閉鎖性というのは相当奥深い闇ですね。移住を重ねている著者が言うのですからきっと日本全国、どこに行っても大差ないのでしょう。そんなところに単身飛び込んで行くなんて、無謀と言っても過言ではないのかもしれません。

かく言う私も週末だけ地方で暮らすようなライフスタイルに憧れたりしてました。そんな甘い考えも木っ端微塵に打ち砕いてくれましたね。まぁせいぜい別荘村に居を構えるというのが、せいぜいなのかもしれません。

親のための受験の教科書

親のための受験の教科書

親のための受験の教科書

思い返せば受験の時お世話になったのが和田さんの本でした。「数学は暗記」という学習法があればこそ、当時偏差値40を記録した自分でさえも最難関大学に受かることが出来たのだと思います。本当にチンプンカンプンでしたから。

本書は親向けの受験対策本で、基本的には言っていることは変わりません。付け加えるなら、受験は技術であり、正しいやり方をしなければならない。それをきちんと子どもに伝えることこそが親の役割であると。まぁ同意です。自分達の頃に比べて更に受験に対する技術や方法論というのは様々出てきているので、それらを調べて、自分の子どもの性格にあったやり方で教育を進めていくというのが、親の務め。全く同意です。

自分が親からいろいろ教えられてきましたが、結構精神論的なことが多かったりして、実際どうやったら良いかといったことは結構手探りでした。でも今の時代、特に2000年以降、様々な方法論が出てきていて、それらを知ることさえすれば、人生の生き方というのもだいぶ違ってくるのだと考えています。

サバイバルマニュアル

アメリカ海軍SEALの隊員が書いたサバイバルマニュアルです。災害/アウトドア編だとありますが、テロとか漂流した場合など、まぁ日本にいたら遭遇しないようなパターンが多かったです。仮にこんな状況に落ちたらもはやサバイバルするより、死を覚悟した方が早そうです。しかしそこはアメリカ、ハリウッド映画のように何がなんでもサバイバルすることを考えてしまうのですね。強い。ちょっとエクストリームな状況が多過ぎて、もう少し初歩的なサバイバルな本が良かったですね。

LifeDesign

LIFE DESIGN(ライフデザイン)――スタンフォード式 最高の人生設計

LIFE DESIGN(ライフデザイン)――スタンフォード式 最高の人生設計

冒頭に人生の悩みが描かれてますが、場所問わず悩みなんって同じものなんですね。本書はそんな悩みに答える方法を伝授してくれます。

本書では人生を「デザインするもの」と定義しています。まず、この感覚が必要ですね。主体的な目的、意図があってこそ進むべき道が見えてくるというものです。それをどう進めていくか考えていく過程が重要ですね。なぜならいろいろ検討しているうちに様々な可能性が見えてくるというものです。更に本当にそのやり方でよいのか検討した上で、プロトタイプとして実践してみることを勧めています。これが重要ですね、自分の中でもやろうと思って出来ていなかったプロジェクトがたくさんあります。時間がなかったのと、意志がなかったのと、能力が伴わなかったのと、それぞれ理由はありますが、少しでも進められることがあるのなら、プロトタイプとして実践してみせることがやはり重要なのですね。

古民家再生住宅のすすめ

古民家再生住宅のすすめ

古民家再生住宅のすすめ

古民家を再生して家として活用を図ろう!という一冊です。前半ではそのメリットと、どのように進めていけばよいかというステップの解説。後半ではいろんな事例紹介となっています。

もう今から20年近く前の本となるので、その後の古民家を巡る状況はどうなってるのでしょうか?希少性があがってるのか、取り壊しが多くなってるのか。特に昨今では後継者がいなくて、不動産自体の登記がなされてない土地が増えているという話題も出ているので、同じような状況に落ち入っている古民家というのも少なくないような気がします。

木のぬくもりを保ちながら、日本にあった建物というのはやはり長年の歴史を経て出来た古民家なのだと思います。そこに更に現代の技術を合わせて、住みよい建物を形創るのが理想的な姿だと思うのです。

医者が教える最高の飲み方

最高の飲み方とありますが、つまりは程々にということです。特効薬はありません。医者のエビデンスを元に節酒量を教えてくれるのみです。アルコール量で1日20g、一週間で150g。20gとは中瓶ビール一本、日本酒1合。適宜休肝日を設けながら飲むのが良さそうです。私も読んでから気を付けようとは思っていますが、なかなか実現出来ないですねぇ。飲み会とか行くと一回でゆうに一週間分のアルコールを摂取してしまうわけです。今週ももう飲んでしまったなぁ。。。

ウィスキーの科学

科学というかは化学の本ですね。全編化学式が出てくるので、ちょっと端折って読んでしまいました。まぁ科学的に意味があるというのはよくわかりました。

ウィスキーが醸造、発酵、蒸留、貯蔵という過程において、それぞれ影響を受けることによって、この風味を産み出しているのがわかると思います。しかも絶妙なバランスが保たれていて、計算尽くでたどり着いたのかと思わんばかりの素晴らしいバランスに立脚しているわけです。

蒸留するポットの形だったり、樽で寝かしたり、その樽を焦がしたり、ブレンドしたり、様々な工程にはきちんと科学的な意味があったりするのですが、それらをまだ科学的バックボーンがない時代に産み出したことに驚くわけです。全てが合理的意味があったのです。よくこの製造法に辿り着いたものです。驚くとともに、感謝の念が沸き立つものです。今晩も美味しく頂きます。ありがたい。