男たちへ

ローマ人の物語」で、ふと思い出したように本棚からひっぱり出してきました。(実は年末の大掃除の現実逃避・・・)

いやぁ、ほんとに改めて読んでみてもハッと背筋を伸ばしてしまいそうになることばかりです。それに初めてこれを読んだ時と、今の自分とを比べてちったあオトナな男になったかなぁなんって考えたりもします(汗)これだけ辛辣で毒舌に満ちた塩野さんの語り口ですが、なぜか素直に聞けてしまうのはやっぱりその奥に愛情というものを感じてしまうからなのでしょう。そして、何かしらの「本質」を掴んだ人に通じるものをそこはかとなく醸し出しているからだと思います。

それにしても、これだけの洞察力を持った人というのは、逆にとても魅力的ですね。自分の全てを見られていそうで怖くはありますが、でもそんな人の御眼鏡に適うような素敵な男でありたいと思います。