ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/11/06
- メディア: 新書
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つまり本書の役割は「学問のすすめ」なのです。このネット社会という新しく広がった領域において、我々が選択できる選択肢はどのようなものがあるかということを明示することであると感じました。
新しい領域に対して、多くの人は拒絶反応を起こすかもしれない。全くついていけないこともあるでしょう。でも知的領域という分野において、可能性が多くの人に開かれたという事実は確かなものです。
就職氷河期に直面して、さほど大きくはない会社に就職した76世代だけれども、そもそも大規模組織への適応性は全くないので正に本書にある通り、きちんと"in the right place"を求めながら生き抜いている今の現状の中で、本書は納得できるとともに今後へのよき道標に溢れていると感じる一冊でした。