ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)
- 作者: 梅田望夫,飯吉透
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/09/08
- メディア: 新書
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オープンエディケーションとはネット上で教育を行っていく取組の総称として使われています。簡単なところで言えば、講義のビデオやオーディオ・教材などを公開することから始まり、わからないことなど個別に解決してあげるチューター役や放送大学のようにネット上で開校する大学など様々な形態があります。
で、公開しているのの何が凄いんだ?って気がしましたけど、よく考えたら素晴らしい教育者・教育方法へアクセス出来ることが凄いんだと気付きました。僕も物理の授業は高校時代さっぱり理解出来なかったですけど、予備校の先生の授業がとてもわかりやすく、そのお陰で理解することが出来たわけです。初めっからあの授業聞いてたら少なくとも高校3年間の物理の時間は取り戻せたわけです。
そんな風に考えていくと、素晴らしい教育システムにアクセス出来ることの優位性を感じます。画一的に決められた教科を学ぶのではなく、自分で取捨選択して学んでいける。更にわかりやすい優れた教材であれば、いろんな無駄が省かれるというものです。今から思えば義務教育による無駄に拘束された時間って結構大きいような気がするのです。その分ネット教育によって多様性が向上出来れば有意義な人生が送れそうです。
こんな環境で育つことが出来るのなら、今の子供はうらやましいですね。自分の熱中することに応えてくれる仕組があるわけですから。後は英語を・・・