里山ビジネス

里山ビジネス (集英社新書)

里山ビジネス (集英社新書)

「田舎暮らしができる人、できない人」の姉妹書ですね。こちらはどちらかと言えば、ビジネスをどう築いでいくかという点にフォーカスが当たっています。移住して、葡萄畑を耕し、更にワイナリーを発足させ、更には超田舎の僻地にカフェまでオープンさせてしまいます。しかもどれも大成功!まさに誰もが羨む田舎暮らし成功者。しかしまぁそんなことは誰でも出来ることはないわけで、何が要因なのかなと考えてみるわけです。やはり背景として文筆業傍ら、絵も描けるというのが強い支えになってるのは間違いないですね。しかも、それまでに培ったセンスというものがそれぞれの経営に生かされているというのもポイントです。でも筆者の人柄にも寄るんですかね、なんか人が寄ってきそうな柔らかい穏やかな感じが。まぁ結論として、そんな簡単にマネ出来るわけではなさそうです。でもこういう人の周りに人が集まって、地域が活性化していくのは素晴らしいことだと思います。そんなところでも田舎暮らしも良さそうに感じます。