21世紀の「男の子」の親たちへ

 

 新エリート教育では、新しい時代に求められる教育の在り方について描かれていましたが、本書ではより具体的に新しい時代を生きて行くであろう自分の子供達に対して、親である大人達がどのような心構えでいるべきかを示そうとしています。そして、その内容は著者が過去行った著名校の先生方のコメントから構成されています。

 

お題は「ジェンダー」「AI時代」「グローバル時代」「自由」。子供をどういう風に教えて行くかといった内容ではないので、正直戸惑います。まぁそういう考えでいればいいのかなって感じで軽く読めば良いのですかね。ただ一番心に響いたのは第5章に書いてあった、いつの時代も必要な力「そこそこの学力と知力」「やり抜く力」「自分にはない能力を持つ人とチームになる能力」。

 

「自分は愛されているという安心感があり」「様々な失敗を経験し、」「しっかりと反抗期を堪能したのちに、素敵な恋愛ができれば」「何も心配ない」というところでしょうか。子供を育てるって難しいようで、根本のところは昔から変わらず明快なものなのかもしれないですね。