1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法

 

1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法

1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法

 

まぁ1日3時間だけ働いて穏やかに暮らすなんって、そうそうあるわけないですね。著者も思考の時間を3時間と言っているだけであって、それを著述するのにはそれなりの時間がかかっているわけです。 

 

こういう本を読む理由というのは、自分の思考に新しい変化を与えるためなのですが、そのためにはある程度の納得感がないと受け入れようがないのです。そこが良本と駄本の分かれ目なのですが、本書はその納得感の形成がうまく出来ていない印象です。社会の事象を点々と拾って著者の考え説明に使っているだけなので、全体として納得感が薄いのです。しかもその思考がちょっとぶっ飛んでいるので、余計「本当にそうなのか?」と反証が頭に浮かんでしまいます。例えば筆者は2022年にルールがガラッと変わると書いていますが、そりゃ変化が早い現代なので色々変わるでしょうけど、何がどう変わるかは私の読解力が不足しているのかよくわかりませんでした。

 

とはいえ筆者は私なんぞとは違って頭が良いのでしょうから、それこそ本書にあるような海外でも活躍していって欲しいなと思う次第です。