ダブルハーベスト

 

DX導入が叫ばれており、多くの会社でAIを会社の業務に導入しようという試みが行われているようですが、初期の導入先ではうまくいかずにプロジェクト廃止の危機も迎えてるとか。そんな懸念に対して、こうすればAIをうまく活用出来ますよという処方箋が本書となります。

 

AIをどのように用いていくかについての方針、方法、そして事業戦略をどう構築していくかについて具体例を交えながら解きほぐしていってくれます。確かにPythonなどのライブラリが充実しているので、実際にAI分析の仕組みを構築すること自体は気軽に行えるようになってきたと感じます。しかし、問題はそこから先、そのループを如何にうまく回して業務に活かすかです。そして一足先に回したループをもとに、更なるAI知見活用、業務改善、ビジネス拡張へ繋げるのが本書でいうダブルハーベストの趣旨となります。うまくいくといいですね。